無料出張地域:主に武蔵野、多摩地域を含む東京23区、神奈川と埼玉の一部区域

困った汚れをキレイに解決するプロ

ハウスクリーニング会社 オフィス ねこの手

電話受付時間:年中無休(20:00〜翌9:00は留守番対応)

営業時間 平日・及び土日祝日
朝9:00〜20:00

定休日 毎週水曜日

℡080-5011-6211

2020年11月14日

油汚れが酸性は間違っている理由

IMG_3032

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

多くの皆様方に

当ブログをお読みいただき

ありがとうございます。

 

西東京 府中から

武蔵野、多摩地域を起点とし

東京都内の23区内外及び

神奈川・埼玉の一部地域へ

環境配慮のメンテナンスクリーニング

オフィスねこの手 山下です。

 

今回のブログテーマは

清掃業のプロの方でも

意外と誤った認識をされてる方が

少なくない【アレ】がテーマです。

 

そう、それは

【油汚れ=酸性汚れだから

アルカリ洗剤で中和して落とす】

というよく使われる説明の解釈は

実は化学的に間違いである解釈

というのを掘り下げて

取りあげてみたいと思います。

(このブログ内容は

横浜国立大学  大矢勝先生が

洗剤と汚れ成分との関係性を

詳しく解説された

公開HPのページ内容を参考に

作成しております。)

 

▽油汚れが酸性汚れでない

根本的な理由

 

IMG_3032

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

IMG_3035

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本題へ入る前に

まず上の2つの画像をご覧下さい。

それぞれの小皿の上に

食用油のオリーブオイルと水道水を

それぞれ入れて

簡易的なpH測定試験紙を液体へ

濡らしてそれぞれのpH

(水溶液中の水素イオン濃度(H⁺)の量)

実際に調べてみました。

 

上のナスの絵柄の小皿がオリーブオイル

下のさやえんどうの絵柄の小皿が

一般的な水道水です。

食用油のオリーブオイルはpH6の弱酸性

水道水はpH7の中性でした。

それぞれのpHはpH測定試験紙に

色分けされた色と液体に反応した色を

見比べて判別できます。

 

この事からも容器に詰められた市販の

食用油は弱酸性でしたが

必ずしも酸性と言い切れない結果でした。

 

【酸性油汚れはアルカリ性洗剤で

中和して落とす】の通説は

多分水あか汚れの

【アルカリ性汚れは酸性洗剤で

中和して落とす】の説から

生まれたものと思われます。

 

食用油には液体状の油脂と

固形のラード(豚の油脂)等があり

私たちの身体の血中の脂肪分は

中性脂質、中性脂肪と言われますが

字面の通り「中性」の脂肪・脂質で

「酸性」ではありません。

蛋白質汚れも酸性汚れと言い切れません。

 

そもそも酸性、アルカリ性とは

水に溶けてあらわれる

水溶液の液体の性質なので

水に溶けない油を酸性汚れと言う説自体

全くナンセンスと言えるでしょう。

水に溶けた成分の水素イオン濃度の量で

酸性、アルカリ性と判別ができます。

 

 

▽油汚れが酸化すると→酸性

になるといった解釈も

実は誤っている解釈

 

一般的な通説でもう1つよく聞くのが

「油汚れが酸化すると酸性汚れになる」

という説。

これも化学的には誤りです。

 

日本語での ○○化とは

○○にしてゆく、○○へ変わること

を意味します。

 

酸と酸化は全く異なる分野での

それぞれの用語です。

日本語では酸にすることがあたかも

酸化と思われてますが

全く異なります。

 

酸は酸・塩基においては

酸化は→酸化・還元で扱われる用語で

酸・塩基と酸化・還元は

全く異なる項目の用語です。

ある水溶液の中のH⁺が多いか?

OH̠⁻が多いか?でのpH

分子のH⁺を与えるか?奪うか?の

酸・塩基反応に関わってきます。

 

一方、酸化・還元反応は

物質の電子を与えるか?

奪うか?の関係性で説明されます。

化学ではそれぞれ別の項目として

取り扱われる用語です。

 

世の中に暗黙の了解のように

漠然と広まっている

油へ酸素が結びつき酸化する事から

油汚れが酸になると憶測して

→油汚れが酸性汚れと誤って解釈して

それ故

【油汚れは酸性汚れ】の説が

できて広まったのかも知れません。

 

人の脳は物事を簡略化して結びつけて

理解してしまう傾向があるそうです。

 

酸と酸化がごちゃ混ぜになって

解釈されてる点については

いずれまた別のブログで

触れてゆきたいと思います。

 

 

▽化学で酸性の汚れと呼べるのは

限定的な脂肪酸の汚れだけ

 

私たちの身の回りの汚れに関連する

油の種類に触れたいと思います。

清掃、クリーニングの洗浄に関わる

油の種類には主に

・動植物油脂

・脂肪酸

・鉱物油系炭化水素

があります。

 

動植物油脂を日常用語で言い換えると

天ぷら油、サラダ油、オリーブオイル

ごま油等の液体状の食用油と

ラード(豚脂)、ヘット(牛脂)の

固体状の食用油の油脂、脂肪分の事です。

 

化学ではトリグリセリドといい

より正確にはトリアシルグリセロール

(油脂)といわれます。

動植物油脂を化学的に言うと

トリグリセリド・トリアシルグリセロール。

長い名前ですね(笑)

 

(トリアシルグリセロール:

1分子のグリセロール(グリセリン)に

3分子の脂肪酸がエステル結合した

アシルグリセロールで単純脂質に

属する中性脂肪の1つ。

食用油の油脂を構成する8〜9割を占め

その中でトリアシルグリセロールが

脂肪組織の95%ある)

 

脂肪酸は油脂が分解して作られる

油性成分です。

油脂は3つの脂肪酸と

1つのグリセリンが結合したもので

脂肪酸は人体の皮脂汚れの

中に多く含まれています。

脂肪酸はアルカリ性成分に触れると

すぐ石けんに変わってしまいます。

この反応の事を中和反応と呼びます。

 

油汚れの中の脂肪酸汚れに

アルカリ性水溶液を

脂肪酸は石けんに変わります(ケン化)

脂肪酸は水に溶けにくい非水溶性ですが

石けんに変わるととても水に溶けやすく

水溶性になり、水で除去が

しやすくなります。

 

この化学反応の部分においてみれば

一般的に広まっている

【酸性の油汚れをアルカリで

中和して落とす】の説明と一致します。

ですが、脂肪酸汚れが含まれるのは

人体からはがれ落ちる皮脂汚れ位で

油脂汚れに含まれているのも

ある様ですが無視できる

レベルのようです。

 

よって、家庭のキッチン回りや

飲食店の厨房内で厄介な油汚れには

ほぼ含まれてないとみるのが

妥当のようです。

 

 

▽変質化した動植物油脂汚れは

酸性汚れではなく正しい

化学の知識で除去が大切

 

調理時に加熱使用されて

古くなった油汚れは

油同士の横のつながりの結合が発生して

堅くなり容易に除去できなくなります。

 

これは、(汚れ)内部のエステル結合が

強く鎖のように結合しているからです。

このエステル結合を

強アルカリ性洗剤等で断ち切ってやると

容易に除去する事が可能になります。

 

つまり、

油汚れ=酸性汚れではありませんし

酸性の油汚れをアルカリ性洗剤で

+と-で相殺するように中和して

落とすのではなくて、

 

厚みを増した古い油汚れは

高温のスチームや

48℃以上の熱湯を利用して

外部から物理的に削ぎ落とし

汚れに十分反応する厚みにして

油汚れ内部のエステル結合を

強アルカリ性洗剤で結合を切断して

取り除いているというのが

化学的に正しい解釈です。

 

(エステル結合:

水酸基と酸が脱水縮合して

生成された結合。

より平たく言い換えると

酸とアルコールの間で

水が失われて生成する結合を指す。

縮合(しゅくごう):

同種か異種の2つの分子から

水などの様な簡単な分子を分離し

新たな化合物をつくる反応のこと。)

 

トリグリセリドは酸・塩基反応の

ルイス酸に作用する構造を持っています。

強いアルカリ性の条件下では

水酸化物イオンが電子を対に与える

ルイス塩基として作用して

酸塩基反応が進むことでケン化が

進みます。

 

十分な水分子を汚れを反応させる

洗剤に与えることで

界面活性剤の湿潤、浸透作用が進み

汚れが分離、分解してゆき

乳化、分散作用の反応が促進されます。

 

食用油が変質した油汚れは

強いアルカリ性洗剤

アルカリ水溶液等により

分解されますが

【中和反応ではありません。】

 

油汚れと呼ぶものは

化学の世界の視点で考えると

実は酸性ではなく、まして

中和で落ちる訳ではない事が

ご理解頂けると思います。

汚れ除去のメカニズムをおさえる事が

洗剤と扱う全てのプロにとって

望ましい事と思います。

 

 

これからも皆さまの暮らしを

ちょっと役立つ活きた

様々な情報の発信していきます♪

どうぞお楽しみに!

(*’▽’)/

 

 

ごあいさつ

代表 山下 晴重
やました はるしげ

皆さま、初めまして。
当社オフィスねこの手の
代表 山下晴重と申します。
よろしくお願いいたします。

ハウスクリーニングに
どういったイメージをお持ちですか?
ご自分で落とせない汚れだけ
落としてさっさと帰る
お掃除屋さん、
と思われていませんか?

当社は、もしかしたら
アナタがこれまでに
ご利用された他社さんや
漠然とイメージをされていた
ハウスクリーニングとは、
全く異なるものかも知れません。

当社は、
いつでも安心な価格体系や
サービスの内容を
ご利用されるアナタのために
分かりやすさにこだわっています。

ご利用されるアナタに
分かりやすくなければ
意味がありません。
サービスの価値とは
お客様である、アナタのために
あるものです。


アナタのおウチのお掃除で
お困りな事は何でも
お気軽にご相談下さい。
どのような些細な事でも
親切・丁寧にお答えします。